大学受験、司法試験は苦労しました。
しかしながら、とりあえず、合格率が2%台旧司法試験に合格して、今は弁護士をしています。今は法科大学院ができ、司法試験の合格率も50%近くなっています。
ところで、私なりに勉強についての考え方、方法等について時間ができたら書いていきたいと思います。
その動機は今は経済が良くなく、勉強したくても塾にいけない人もたくさんいます。その塾も正しい勉強法を知っている人が教えているところは稀有と思います。
確かに問題の解き方は教えてくれるでしょう。
しかしながら、多くの時間を使い、受験に不要なことをかなり教えています。そのからくりは、そうしたほうが高い塾代を取れるからです。教える人も試験勉強ということになると得意ではないのではないかと思います。失礼な言い方になってしまい申し訳ありませんが、試験勉強が得意であれば、医師や弁護士、大学教授などにさっさとなっていたと思います。
ですので、できるだけ多くの方がお金をかけないで、良い学校に入ってもらいたいと願っています。その正しい受験技術を知ってもらいたく、時間をかけて書いています。少し古くなりますが、弁護士井藤公量先生の「どんな試験も1年で合格 資格試験 <超効率>勉強法」等を熟読してもらえば、私の文章などを読むよりも全然良いと思います。受験の本質が私よりも断然上手に書いてあるからです。
私自身、勉強は得意ではありませんでした。父親の最終学歴は中学校卒です。母親は戦前の商業学校卒で、大学はでていません。家も生活には困りませんでしたが、決して裕福ではありませんでした。
でも私は、奨学金を借りながら大学卒業をして、なんとか旧司法試験に合格し、最高裁判所司法研修所を、2回試験に合格し、卒業しました。そして、前述したように弁護士をしています。
決して、自慢をしたいのではありません。
私が言いたいのは、才能がなくてもまた家が裕福でなくても、正しい勉強法を行えば、弁護士や医師にもなるのもそんなに難しいことではないということです。
司法試験について
司法試験といってもただの「試験」でした。合格点を取れば、受かりました。合格点を取ることに重点を置かないで、法律なんかを勉強していたので、長らく受からなかったのだと思います。
学問というより「学習」と思います(なお、学問は学んで問うということですが、学問は徹底した学習の上に成り立つと思います。)。試験に必要なことだけを何度も何度も繰り返して、自分のものにした上で受験に臨めばよいと思います。
今思えば、最初からこのことがわかっていたら、もっと早く受かっていたと思います。
正しい受験術が最重要
勉強がすべてではありません。しかしながら、勉強ができることにこしたことはないと思います。
これは学校や塾ではあまり教えてくれないと思います。というのは、私が大学入学までに接した教員は適切な受験勉強の仕方を知らなかったと思います。
特に大学受験予備校のある講師で、のちに国立大学の法学部教授、同法科大学院教授、弁護士(当時は司法試験に合格しなくても大学の教授や助教授を5年以上していたら、弁護士になれる「特例弁護士制度」がありました。他にもテレビでこの制度を利用して、弁護士登録している「特例弁護士」の方はよく見ます。)になった方に誤った司法試験の勉強を教授されたため、長い長い合格への道を歩みました。その方は毎日朝9時から午後5時まで、図書館で基本書(法律の学術書)を2年間読めば司法試験に合格する、と私に教えました。私はその通りにしました。しかしながら、何の実力もつきませんでした。時間の無駄でした。青春の貴重な2年間を無駄に費やしました。過去問を説いておけば良かった。私はバカだったと思います。その方は司法試験に合格していなかったからです。皆様には私のような体験をして欲しくはありません。ですので、正しい受験術をマスターして欲しいと思います。その分、早く合格して、社会に出て、社会貢献して欲しいと思います。
私はもう若くはなく、このようにホームページを通じてしかメッセージをお伝えできないのが残念ですが、少しでも長く生きて、受験術を伝えていきたいと思っています。
受験勉強は「逆算」が基本
戦略は逆算が基本です。なぜか日本人はこの「逆算」という思考が苦手です。このところは前述したように素晴らしい受験本が出回っていますが、その基本は「逆算」の勉強論を説いています。
つまり、まず、過去問を解きます。合格点が取れれば、良いのですが、だいたい解けないと思います。過去問の「合格点」と今の自分の実力の間には差があると思いますので、その
ギャップを埋めていく勉強をしていけばよいのです。
少し時間ができれば、具体例を書いていきたいと思います。